おつとめ

次の世代とつながる @妙栄寺公式LINE

近頃、檀信徒さまへの行事案内のおはがきに「@妙栄寺公式LINE」のバーコードを掲載させていただいています。

地域によっては最寄りの郵便局が無くなってしまったり、ポストが遠くなってしまった方がおり、また返信までにどうしても手間と時間をおかけするため、試験的に導入しました。

そうすると、思った以上の反響!

疑問に思ったことを気軽に相談してくださるようになりました。

特に、今までお寺とやりとりしていた檀信徒さまの次の世代にあたる4~50代の方と交流できるようになったことはお寺としてとても良い機会でした。

お寺で親族集まっての法事を控え、花瓶の大きさやお寺にある椅子の数などを尋ねて下さり「無事に法事を終えることができました。事前にご相談して良かったです」と言って下さることもありました。

お寺の「特性」を生かして

妙栄寺は市内外の広い地域に檀信徒さまがいらっしゃいます。

地方の古いお寺ならば檀信徒様がだいたい地域で固まっていて、「今度の法要行くでしょ?」「そういうことは住職さんに聞いてみたら」なんて言って普段から檀信徒様同士の横のつながりがあるものです。しかし妙栄寺はそういったつながりが薄くなりがちな所があります。

反面、そこは新興住宅地ならではというか、個々のご家庭が地域柄を気にせずにお寺とのつながり方を自分で決められる所が居心地が良いと言って下さいます。

今回、公式LINEを始めたことで、親世代と別々に住んでいてはがきの案内が届かなかった世代の方や、まだ妙栄寺に来たことが無い人たちに行事やお寺の取り組みを直接ご案内できるようになったり、法事や祈願のお申込みやちょっと気になる仏事の疑問などを気軽にやりとり出来るようになり、とてもよろこんで頂いています。

次の世代へ

今、50,60代の方は転換期にいらっしゃいます。

誰もが両親に倣って変わることなく仏事を引き継ぐことができればそれは申し分ないのでしょうが、両親の大病や介護、死別を機に突然降りかかってきたような気持で仏事を引き継ぎ、今までの生活との兼ね合いに悩む方もいます。

そういった方に少しでもお寺を身近に、そして気になることをなんでも頼って、尋ねて頂けるようになるには、お寺が次世代の方に目線を合わせていくことが必要なのだろうと思います。

地域社会が担ってきた横のつながりをお寺が引継ぎ、妙栄寺にかかわる全ての世代の方に積極的に届けることで、人が生まれてやがて亡くなっていく「願い」と「弔い」の輪廻の中に、いつまでもお寺があればと願っています。

※どちらも個人的なお問い合わせに対応しております。

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